「椿」の新作が完成しましたのでいくつか写真を掲載します。
トップにはルッツ・スプルース、サイド・バックにはココボロ、ヘッドプレート・ロゼッタはジリコテを使用したものになります。
レスポンスに優れ、低音域のサスティーンが特徴的な鳴りのギターとして製作しました。
ブリッジサドルの再設計により倍音の豊かさ、音の分離性が格段に向上しています。
弦高は6弦12フレットで2.0mm、1弦12フレットで1.5mmほどにセッティングしていますが、音の粒立ちは損なわないようになっています。
どのように設計して音色をコントロールしているのかについては、また別の機会にブログで書きたいと思っています。
初めは1回きりにするつもりでデザインした三角幾何学ロゼッタも、好評いただいているので作り続けてトレードマークのようになってきています。
このデザインは1つも同じものにならないよう、毎回デザインしています。
三角の大きさ、面積、使う木材やアクセント、実に自由度が高くて奥が深いテーマになっています。
今回のアクセントはイエローハート、レースウッド、クスノキ、です。
「三角幾何学ロゼッタ」は毎回デザインを考え、時間をかけて組み合わせていきますのでオプション料金をいただく形になりますが、オーダーの際にご検討してみてはいかがでしょうか。